ポルチオ(子宮口)は、膣中の隠れた性感帯とされていますが、実はポルチオ自体は感覚を感じる器官ではなく、腹部の内臓全体を覆っている薄い半透明の膜である「腹膜」全体に振動が行き渡ることで、膣内全体に快感が伝わります。また、クリトリスやGスポットや膣の入り口の快感と連動しても快感を感じることができます。
ポルチオは膣内の一番奥の部分にあるため、指やペニスで触れる場合は、それらが相当長くないと届かないんですが、次のような条件であれば比較的触れやすくなります。
・女性の性的興奮が上がっている。(性感を感じると、ポルチオが下がります)
・立った状態や膝立ちの状態
・下腹部を押す(膣上壁が下がる)
などのように様々な条件によって、ポルチオが下がってきます。
ポルチオへの刺激は、指の場合、子宮の先端である子宮頚部(しきゅうけいぶ)あたりを
・指で揺らすように刺激する方法
・バイブレーションを与える方法
・円を描くように撫で回す方法
で愛撫するといいでしょう。ポルチオに届くことで、女性には新鮮な刺激を与えることができますが、傷つきやすい部分なので爪などで傷つけないように細心の注意をしてください。
それでは、ポルチオ刺激の方法を、指とペニスに分けて、それぞれに適した体位で紹介していきます。
指で愛撫する場合
セックステクニックの手順
ステップ1.立った状態ではじめる。
重力で下がってくるので指で刺激しやすくなります。
ステップ2.人差し指と中指を挿入します。
ポルチオに届いたら、指の腹を当て、振動させたり、円を描くように愛撫します。
ステップ3.子宮口の周りの溝部分を指でなぞるように愛撫します。
ここは、末梢神経が集まっているので快感を感じることができます。
ステップ4.同時にクリトリスを愛撫します。
触る、舐める、などの愛撫を同時に行うことでクリイキの快感と連動してポルチオの性感が開発されていきます。
ポイント
指の腹を当てたら、なるべく指は離さないまま、手首も固定して刺激しましょう。指をつけたり離したりを繰り返すと、痛みを伴うことがあります。ポルチオを愛撫する時は、必ず指と膣内が十分濡れている状態にしてください。クリトリス愛撫の際も、濡らした指で触れるようにしてください。痛みを感じると興奮度が冷めてしまいます。
子宮口の周りは、上部の膀胱側がAスポット、下部の肛門側がPスポットと呼ばれています。
ペニスで愛撫する場合
セックステクニックの手順
バリエーション1.バックの体勢になり、挿入する。
深く挿入できるため、届きやすくなります。斜め下を目指して刺激します。
バリエーション2.騎乗位で挿入する。
子宮が下がるので届きやすくなります。同じく、対面座位でも届きやすくなります。
ポイント
セックスで興奮度が上昇してくると、ポルチオが下がってきますが、バックや騎乗位の体勢になることで、より届きやすくなります。
ピストンすると痛みを感じることがありますので、何度も押し付けるような動きを繰り返すことでズシッとした快感を与えることができます。また、AスポットやPスポットに押し付けるようイメージでやってみてください。
ポルチオは意識的に愛撫することは、少ないかもしれませんが、女性のほうは、ポルチオへの刺激を受けていることがよくあります。男性が積極的にポルチオ愛撫を意識することでよりセックスが充実したものになりますので、よかったら、試してみてください。
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