あなたは、犬や猫などのペットを飼っていますか?
頭や体を撫でてあげると、気持ちよさそうな顔をして喜びますよね。
ちなみに人間も一緒ですよね。哺乳類などは、このようなスキンシップで落ち着く傾向があります。
そして、スキンシップは、セックスの序盤でも効果的です。
女性の身体を撫でると、気持ちよさから緊張感が和らぎ、愛情も高まることがあるからです。
この気持ちよさは、「心地良さ」の方が強いのですが、時に、「快感」として感じることもあります。
そもそも、なぜ撫でることが気持ちいいのでしょうか?
それは、生物の脳の機能に関係しています。
人間は、快感に対して欲張り、、、!?
ヒトの脳の表層には、精神活動を司る「新皮質」と、本能の活動を司る「旧皮質」があります。
新皮質は、爬虫類以上の生物で発達していますが、高等生物であるヒトがもっとも発達していて、性感を感じたりします。
爬虫類以下の生物や、旧皮質までしか発達していない両性類までの生物は、当然「性感」などという感覚はないと考えられます。
まるで脳が発達するにしたがって、人間が快感に貪欲になったみたいですよね。
体へのタッチは、旧皮質が触覚で感知します。ここまでは爬虫類以下の生物も同じです。
それが新皮質に刺激の信号として伝わるとき、「気持ちいいかどうか?」を判断します。
このように、撫でた時に「気持ちいい」と感じるのは、ヒトの脳の新皮質の部分が関わっています。
では、脳の機能がこうなってる一方で、体の方では、どんな機能が働いているでしょうか、、、?
ボディタッチがもたらす快感と愛情
女性の身体を撫でたりするようなスキンシップは、
・リラックスする
・気持ちいい
・癒される
などの効果を生み、愛情が高まることがあります。
それではなぜ、撫でることが気持ちよくなるのかというと、身体の中で次のような機能が起こっているからです。
・ヒトは、ストレスを感じると酸素を消費するため、血液の中が酸欠のような状態になる。
↓
・身体を撫でると、皮膚の下の静脈が刺激され、血流が促される。
↓
・体中に酸素が運ばれ、体全体が正常な方向に働く。
↓
・副交感神経が活発になり、脳内からセロトニンが分泌され、ストレスが軽減される。
このように、ストレスが軽減された状態は、リラックスした状態であり、気持ちいい状態になっているといえます。
そして、さらに撫でられ続けることで、今度は脳内から「オキシトシン」が分泌されます。
オキシトシンは、“愛情ホルモン”と呼ばれていて、相手に対して愛情の感情が高まるというわけです。
それでは、女性がどのような撫でられ方をされると快感に感じるか、このあと紹介します。
女性が感じるボディタッチ
女性の体は、上から下に撫でると、心地よさを感じ、愛情が高まりやすくなります。
例えば、次のような場所です。
・頭
・太もも
・脇から腰にかけて
・胸からお腹にかけて
そして、性感を高めるには、
下から上に撫でるといいです。
その理由は、産毛が逆撫でされることで、軽い刺激が発生するからです。
例えば、くすぐったさもその一例ですが、女性が相手に抵抗がない場合は、くすぐったさも快感に変わっていく傾向があります。
今日は、「撫でる」というスキンシップについて科学してみました。
日常で何気なく行っていることのすべてにヒトの体はめまぐるしく反応しています。
セックスもその反応の延長にあります。
たまには、このように体のメカニズムをひも解いてみるのも面白いと思いませんか?
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