クリトリスの大部分は、女性器内部で尿道から肛門にかけて広く分布していて、包皮から顔を出している部分は氷山のほんの一角です。
これを陰核亀頭と呼びますが、男性のペニスと同じく海綿体組織でできていて、心理的にも物理的にも、刺激を与えることで興奮して充血して勃起します。
ここまでは基礎知識ですよね。今回は、このすぐ近くにもう一つある性感帯の話です。
先ほど、「尿道から肛門にかけて分布、、、」と言ったように、尿道周りを取り囲むようにクリトリスの海綿体組織が分布していて、女性の「尿道海綿体」を形成しています。男性も尿道の周りに亀頭があるので似てますよね。
そして、この尿道海綿体の部分は「Uスポット」という性感帯になっています。
Uスポットの秘密
Uスポットは、あまり知られていない性感帯です。「U」というのは、尿道の英語名「Urethra」の頭文字と同じです。が、それが語源かどうかは僕は知りません。
尿道はクリトリスと膣口の間にありますが、Uスポットは、クリトリスと尿道の間の狭い三角地帯の部分にあります。
クリトリスに近いため、刺激がクリトリスに伝わりやすいですが、尿道の周りを海綿体が取り巻いているので、愛撫する時は尿道周りも攻めていきます。愛撫することで充血すると少し膨張します。
尿道の両側には「スキーン腺」というものが2つあって、愛液の分泌口のひとつとなっています。尿道付近を刺激して愛液が出るという仕組みは、男性のカウパー液と同じ仕組みですよね。
なおUスポットは、尿道から雑菌が入りやすいため、愛撫する時は舌で刺激する方がいいかもしれません。
尿道付近のUスポットを舌で攻める方法
セックステクニックの手順
ステップ1.指で小陰唇の上部を、尿道口が見えるまで広げます。
親指と人差し指で上に押し上げるように広げます。
ステップ2.舌で、尿道の周りを、尿道の左から時計回りに廻して舐めます。(※以下、舌の動きを右手で説明します。)
指で小陰唇を固定したまま、最初は舌先を軽く触れる程度で舐めてください。
ステップ3.尿道の上部を、舌先でゆっくり押し付ける動きを繰り返します。
この部分がUスポットです。ここで一度、Uスポットをピンポイントで刺激しておきます。
ステップ4.今度は舌を少し強めに押し付けながら、尿道の周りを時計回りに舐め回します。
もう一度、時計回りに舐める時は圧迫の加減を強めにします。
ステップ5.時計の反対周りの動きも取り入れます。
反対の動きは必ずやる必要はありません。女性が愛撫の快感に慣れてきてからでもいいです。
ポイント
指を使うのは、最初の小陰唇を広げるところまでです。
途中でUスポットをピンポイントで愛撫することで、女性にUスポットの存在を体感してもらいます。クリトリスに近いため、じんわりクリトリスにも快感が伝わるはずです。
一度、女性が快感を自覚することで、その後、少し強めに愛撫しても快感に対して素直に受け止めることができるようになります。
基本的には、時計回りに舐める時は、一定のスピードで同じ動きを繰り返すといいです。そうすることで女性はUスポット愛撫に対して集中しやすくなります。
これを初めて行うときは、時計の反対周りの動きはしなくても大丈夫です。愛撫に十分慣れるまでは同じ回転運動の方が女性は集中できて興奮しやすいからです。
まとめ
「G」や「ポルチオ」はよく知られていますが、「U」はまだまだマイナーな性感帯です。
クリトリスの快感の強さは大きいですから、クリトリス愛撫の前にやっておくと、女性も気持ちよさを認識しやすいと思います。女性と一緒に性感帯を探すつもりで一緒に開発していくと楽しいかもしれませんね。
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