あなたは、「そけい部」の“そけい”の意味を考えたことはありますか?
正しくは「鼠蹊」って書くんですが、漢字からだと意味が全く分かりませんよね。ネズミが何か関係あるんでしょうか。
その前に、そけい部の場所を説明します。知ってたら、ここは飛ばしてください。
そけい部は、太ももの付け根の部分
のことで、お腹と太ももの境界線のところを指します。「“コマネチッ!”のジェスチャーをする時に手を添えるところ」と言えば、わかりやすいと思います。
さて、意味ですが、調べたところ某辞典に、「胎児の段階で、男性が生まれる前に、精子を作る精巣が陰嚢(キンタマ)に移動する時に通った道」とありました。
ちょうど、この下に鼠蹊管(そけいかん)というのが通っていて、そこを移動したそうです。
そして、移動する精巣をネズミに例えたそうです。「蹊」は「小道」を意味するので、“ネズミが通った道”ということになります。あまり上手な例えじゃないですよね。
ちなみに胎児が女性として生まれた時は、精巣が通ることはないので鼠蹊管は閉じてしまうようです。
そけい部の下にはリンパがあり、マッサージすることで血流がよくなるため、内臓機能がアップするなど様々な効果があるようです。
そして、このような関節のつなぎ目部分は皮膚が薄く、性感帯となっています。
そけい部は、性感帯といってもオーガズムを得られる場所ではありません。
「連想性感帯」といって、ここを刺激されると、女性器が刺激されたかのように感じられる性感帯です。
ただ、ここはくすぐったさの方が強い傾向があります。愛撫する時は、直接、指や舌を使うより、少しやり方を変えたほうが女性も受け入れやすくなると思います。
せっかくそけい部を取り挙げたので、今回は、そけい部をくすぐったがる女性に有効なテクニックを紹介しましょう。
男性が密着することで、そけい部への意識を分散させる
そけい部の、指を使った愛撫の方法
ステップ1.女性の後ろに立ち、身体を密着させます。
服は着ていても、脱いでいてもOKです。
ステップ2.そけい部の下のほう、股間に近い部分に中指をあてます。
人差し指でもOKです。中指は一番長いので扱いやすいのです。
ステップ3.指の腹を、鼠経部に沿って上に這わせていきます。
指のあて方は、フェザータッチじゃなくても大丈夫です。
ステップ4.この動きを繰り返してください。
男性の身体が密着していることで、
愛撫の延長上にそけい部を触られているという感覚が感じられるはずです。直接、そけい部だけを触ると、くすぐったがる可能性がありますので、このようにして意識を分散させます。
フェザータッチを最初からしないのは、くすぐったがるかもしれないからです。指を這わせる刺激に慣れてきたら、フェザータッチで指を這わせてみましょう。
後ろからの愛撫なので、耳元で囁いたり、振り向かせてキスをしながら、というのも効果的で興奮度を高めやすいテクニックです。
バリエーションとして、寝ながらの体勢で、同じく後ろから指で愛撫する方法もあります。
そけい部の指愛撫は、
くすぐったがる可能性のある女性に有効なプレイです。慣れてきたら舌を使うのもありですが、くすぐったがる場合は、やはり直接愛撫しないほうがいいと思います。
そのやり方は、また別の機会にお話しします。
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