手は、ペニスや口に続いて、セックスにおける3番目の戦力となるパーツです。
もしかしたら、指の機能は無数のバリエーションを使い分けることができるので、一番、万能なパーツといえるかもしれません。
そんな、手を使った愛撫のひとつに「ボディタッチ」がありますが、使い方によって、2つの真逆の効果を女性に与えることができます。
2つの効果とは、「弛緩」と「緊張」です。文字通り、全く、反対の効果です。弛緩の効果には“タッチ”、緊張の効果には“フェザータッチ”を使います。
女性を緩めさせるタッチ
実は、あなたは意識していなくても、既にこの2つを使い分けているはずです。解説していきますので、思い出してみてください。
「弛緩」とは、“ゆるむ”ことを意味します。タッチすることで、女性の心を緩め、緊張した状態をリラックスさせる効果があります。
例えば、頭を撫でると女性は心が和みやすくなる傾向がありますが、これも弛緩の効果です。この時、手の平全体を使って「タッチ」をしますが、広い面積で撫でることで、安心感を与える効果があります。
女性を興奮させるタッチ
次に、「緊張」ですが、言葉が固いのでわかりにくいですが、要するに、女性の「興奮」につながる効果です。
この時、「フェザータッチ」をすることで、女性を徐々に興奮状態に上げていくことができます。
触れるか触れないかの距離で指先を這わせていくので、手の平による「面の愛撫」に比べると、「点の愛撫」に近くなります。この時、女性は指の接点に集中するため、その緊張感が興奮につながりやすくなります。
この、「弛緩」の“タッチ”と、「緊張」の“フェザータッチ”は、それぞれ使いどころがあるので見てみましょう。
セックスにおける2つのタッチの違い
手の平全体を使った「弛緩効果」のタッチ・バリエーション
バリエーション1.体の外側をタッチ
頭、背中、腕、脚、お腹など、体の表面、または、腕や脚などの外側などを手の平全体でタッチします。
前戯の初期段階に有効で、一度、女性をリラックスした状態にさせると、このあとの段階、女性の興奮度を上げるためのフェザータッチにつなぎやすくなります。
バリエーション2.後戯にも有効
セックスが終わった後にも、同じように手の平全体で、体の表面や外側をタッチすることで、セックスで盛り上がった興奮状態をクールダウンさせ、リラックスさせる効果があります。
ポイント
女性によっては、手の平を押し付ける圧力が弱いと、くすぐったがる場合があります。その時は、少し強めに手の平全体を密着させる要領で行ってください。
指先を使った「緊張効果」のフェザータッチ・バリエーション
バリエーション1.体の外側から内側へフェザータッチ
フェザータッチで女性を興奮させる時は、体の内側をタッチすると効果的ですが、最初は、体の外側からタッチして、徐々に内側へシフトしていくと、さらに効果的です。
バリエーション2.下から上の方向にフェザータッチ
体の内側へのフェザータッチに移ったら、今度は、なるべく下から上に向かって指先を這わせる動きを繰り返します。体毛を逆撫でするような愛撫は、さらに興奮度を誘う効果があると言われています。
バリエーション3.徐々にゆっくりとタッチ
最初に動かしていた指のスピードを落としていくと、女性は、指の動きにさらに集中してしまう傾向があります。また、このようなゆっくりのスピードは、女性にもどかしさなどの焦らし効果を与えます。
ポイント
フェザータッチになると、さらにくすぐったがる女性が増えてくる可能性があります。その場合は、無理にフェザータッチをせずに、手の平を押し付ける愛撫に変更してください。無理矢理続けると、女性の興奮が冷めてしまうことがあります。
まとめ
手の平を使った弛緩効果のあるタッチは、セックスの前戯と後戯に有効と言えます。
そして、指先を使ったフェザータッチは、セックスを盛り上げるための中盤に使うことで、緊張を生み、興奮度のアップにつなげる効果があると言えます。
おそらく、あなたは指の使い分けを無意識のうちにしていたかもしれませんが、このような効果があるということをあらかじめ意識しておくと、女性にとって理想的な盛り上げ方を自然に演出できるようになれるかもしれません。
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